■ 音に関する基礎知識
(1) 全般
音は空気の粗密振動波(縦波)です。したがってその物理量は圧力(音圧)に関する下記の項目となります。
@ 圧力の周波数 …… 高い音、低い音
A 圧力の振幅 …… 大きい音(強い音)、小さい音(弱い音)
B 圧力の波形波形 …… 音質、音色
(2) 音の速度
・ 空気中に於ける音の伝播速度は 概略 340 [m/sec] (at 15 ℃)です。
温度が高いと伝播速度は速くなり 空気の温度をt[℃]とすると、音速V[m/sec]は概略下記の式で表せます。
音速 V [m/sec] = 331 + 0.61 × t
・ 音の伝播速度Vは媒質の体積弾性率Kと密度ρによりきまります。
V ∝ √(K/ρ)
・ 媒質の密度が高いと速く、水中で約 1500m/sec、鉄で5290m/sec となります。
(3) 周波数
・ 周波数範囲: 人間が感じることができる音の周波数範囲は個人差はあるが概略 20 〜20 K [Hz]です。
・ 周波数の値が大きいを”高い音”、周波数の値が小さい音を”低い音”と云います。
(4) 音圧
・ 音圧の単位
@ Pa(パスカル) …… 国際単位SI(The International System of Units)としはパスカル[Pa]です。
1[Pa]は、1[m2]の面積あたり、1[N]の力が作用する圧力です。
A dB SPL …… オーディオの世界ではdB SPL(Sound Pressure Lebel)も使われる。SPLとは、人間が感ずることが
できる 最小の音圧20μ[Pa]を基準(0dB)として表した音圧の単位です。
B ホン phon …… ホン (phon) は、音の聴覚的な強さのレベルの単位でdB SPL値を周波数ごとに人間の聴覚レベルで
補正したものです。個人差がないと仮定すれば 同一ホンの音は周波数によらず同じ大きさに聞こえます。
1KHzの純音のdB SPL値とホン値は等しくなっています。
・ 音圧○○dB と云った場合特にことわりがない場合は実効値です。特に瞬時値、ピーク値を表したい場合は明記するのが一般的です。
・ 音圧範囲: 人間が感ずることができる最小音圧 …… 概略 20μ[Pa]
人間が耐えうることができる最大音圧…… 概略 20 [Pa]
音圧 [Pa] |
音圧 [ dB SPL ] |
備考 |
1μ | <音圧の目安> 0dB: 人間が感じる最小音圧、[SPL/Pa]の基準音圧 20dB: 人のささやき声 60dB: 会話 70dB: 電話のベル 80dB: セミの声 110dB: 自動車の警笛 120dB: 航空機のエンジン音 130dB: 耳が痛くなる |
|
10μ | ||
20μ | 0 | |
100μ | ||
200μ | 20 | |
1m | ||
2m | 40 | |
10m | ||
20m | 60 | |
100m | ||
200m | 80 | |
1 | 94 | |
2 | 100 | |
10 | ||
20 | 120 | |
100 |
・ 音圧は音源から離れるほど小さくなる。反射がない空間では距離の二乗に反比例で音圧は小さくなります
■ マイクロフォン
(1) 音(空気の粗密振動波)を電気信号に変換する変換装置です。
(2) オーディオの世界よくつかわれるマイクは下記3種類です。その他としては、カーボン型、圧電型などのマイクがあります。
種類 | ダイナミックマイク | バイアス型コンデンサマイク | エレクトレット型コンデンサマイク (通称:ECM) |
原理 | 永久磁石による磁界中をムービングコイルの振動することにより、ファラデーの法則による誘起電圧を検出する | コンデンサの対極板間の距離変化による静電容量の変化を、高抵抗と直流バイアスにより電圧変化に変換する | 原理としてはコンデンサ型と同じであるが固定電極に半永久的に誘電分極した帯電素子(エレクトレット)を用いる。 |
内部回路 (例) |
(注)上記回路のFETの代わりに専用ICが使われていることも多々あるようです。マニア向けに真空管が使われている場合もあります。 |
(注)上記回路のFET(→例)の代わりに専用IC(→例)が使われていることのも多々あるようです。。 |
|
特徴 | <長所> ・大音圧に強い ・電源供給不要 ・比較的安価 ・衝撃、水分に強い <短所> ・高音の再現性に劣る ・中低音が強調される |
<長所> ・応答が非常に速くクリアな音質が得られる ・周波数特性がフラット <短所> ・コンデンサへDC48Vのバイアス電圧(ファンタム電源)供給が必要 ・湿度に弱い ・高価 |
<長所> ・周波数特性がフラット ・小型・軽量 ・バイアス型に比べて低圧(2V〜5V程度)小容量DC電圧でよい ・安価 <短所> ・低圧・小容量ではあるがインピーダンス変換回路へのDC電源が必要 ・湿度に弱い |
備考 | ・ライブハウス、野外ステージ、カラオケ等過酷な環境で使用されることが多い ・出力電圧はバイアスコンデンサ型コンデンサマイクに比べ約1/10である。 ・出力インピーダンスは通常600Ωである ・代表的な製品: シュアーSM58 |
・レコーディングスタジオやコンサートホール、劇場など管理された環境で高音質が求められる場合に使用される。 ・出力インピーダンスが高いので初段は真空管やFETで増幅する。 ・ダイナミック型にくらべ出力電圧が約10倍大きい。 ・ファンタム電源とよばれるDC48Vの電源が必要となる。 |
・コンパクト、低電圧小電源、廉価等から携帯機器、マイク付きヘッドホン等などで使われる。 ・ECM(Electlet Condensor Microphone)と呼ばれることがある ・電源供給回路は”プラグインパワー回路”と呼ばれている。 ・2端子型と3端子型がある |
(3) 入力感度(マイクロフォン感度)「V/Pa]:
・周波数1 KHz、音圧1Pa(パスカル)、 無負荷時の音圧に対する出力電圧と定義されています。
但し、実際には 1[V/Pa]を基準電圧0dBとして [dBV/Pa] がよく使われます。市販マイクの商品表示には単に [dB]と記載されて
いる場合も多いようです。
・ 実際の感度
@ ダイナミックマイク : -60 〜 -50 [dBV/Pa] (電圧換算: 1.0 〜 3.16 [mV/Pa])
A バイアス型コンデンサマイク : -40 〜 -30 [dBV/Pa] (電圧換算: 10 〜 31.6 [mV/Pa]
)
B エレクトレット型コンデンサマイク: -50 〜 -30 [dBV/Pa] (電圧換算: 3.16 〜 31.6 [mV/Pa]
)
<製品例>
@ ダイナミックマイク SHURE 48 (市販価格: 4,800円)
…… マイク感度: -52 [dBV/Pa](電圧換算: 2.5 [mV/Pa])
A バイアス型コンデンサマイク RODE NT1-A (市販価格: 15,800円)
…… マイク感度: -31.9 [dBV/Pa](電圧換算: 2.54 [mV/Pa])
B エレクトレット型コンデンサマイク パナソニック WM-61A (市販価格: 100円)
…… マイク感度: -35 [dBV/Pa](電圧換算: 17.8 [mV/Pa])
・バイアス型コンデンサマイクの出力はダイナミックマイクの約10倍です。
(4) 出力インピーダンス
・規格ではないようであるが 600Ω(at 1KHz)が標準とされる。
(5) バイアス
コンデンサ型マイクでは直流バイアスが必要となります。
★ ファンタム(Phantom:幽霊)電源
バイアス型コンデンサマイクの場合高い直流電圧を供給する必要があります。マイクプリアンプ側から供給する直流電源のことを
ファンタム電源と呼び、下図のように供給され、通常はDC 48vです。下記説明図ではマイク内蔵アンプ回路はDC48VのFETのゼロ
バイアス増幅回路で書いてありますが、 マニアックな世界であることから現在でも真空管増幅回路のバイアス型コンデンサマイクが
市販されています。、当然ながら特殊な電圧のファンタム電源が採用されています。(→真空管式バイアス型コンデンサマイク)
バイアス型コンデンサマイクにはDC24vのファンタム電源電圧のものもあり、使用・接続に際しては高価なマイクを破壊しないように
十分な配慮が必要となります。
ファンタム電源と云う呼び名は平衡回路のHOT、COLD信号線に見えない幽霊のようにひそむ電源であることに由来すると
云われています。尚、トランス平衡回路の場合トランスに直流が流れることから磁気飽和により歪が懸念されますが、HOT側CLOD側
は等インピーダンス・差動に巻かれ直流磁束を打ち消すように設計されていますので磁気飽和の心配は不要です。
★ プラグインパワー
・ プラグインパワー方式とはマイクアンプ側からエレクトレット型コンデンサマイクの電源を供給する回路方式のことを云います。回路構成は
下記のようになっています。 特に規格はないようで DC 2v〜5vが、1kΩ〜10KΩのバイアス抵抗を介してHOTのラインに重畳されてマイク
側に供給されているようです。
パソコンのマイク音声入力はエレクトレット型コンデンサマイクを想定してつくられており、このプラグインパワーが標準で内蔵されて
います。 私のPCで実測したところ2.6V(無負荷時)、 1.4V(10KΩ負荷時)でした。 計算すると8.57KΩのバイアス抵抗が接続されている
ことになります。 また、手持ちの潟Iーディオテクニカ のマイクプリアンプ AT-MA2 のプラグインパワーの出力を実測したところ 2.7v
(無負荷時)、 2.1V(10KΩ負荷時)でした。計算すると2.86KΩのバイアス抵抗が接続されていることになります。
・ マイクプリアンプは通常 ダイナミックマイク用とエレクトレットコンデンサマイク用とが兼用になっているのでプラグインパワースイッチが
ついており、ダイナミックマイクで使用する場合はスイッチをOFFにして使うようになっています。下図のように不平衡型ダイナミックマイクに
プラグインパワーの電源を印加すると プラグインパワー電源からの直流電流が流れ音圧検出コイルやトランスの特性が劣化したり
予期せぬトラブル発生となる可能性があるので注意が必要です。 ただ実際に、ダイナミックマイク SHURE 48に 3.3V 2KΩの
プラグインパワー回路で直流電流を流した状態で録音してみましたが、私の耳のレベルでは音圧検出コイルの偏磁による影響は
感じるレベルではありませんでした。
ファンタム電源の場合も同様です。しかし、ファンタム電源の場合はDC48Vなのでより危険です。各マイクのホーンプラグは
メカニカルインタロックがないので恐ろしい限りです。
(6) コネクタのピンアサイン 及びインターフェース回路
マイク出力は、コネクタ形状は同じでも出力インターフェースがことなるものがたくさんあります。出力インターフェースがどれなのか表示や取説を
よく読んで確認する必要があります。
また、Φ6.3、Φ3.5、Φ2.5オーディオホーンプラグはスピーカへの出力用として最も多くつかわれておることからステレオプラグ、モノラルプラグとも
呼ばれています。このコネクタはマイク出力を含めいろいろなところでつかわれているので「Φ6.3mm オーディオホーンプラグ」、「Φ3.5mm
オーディオホーンプラグ」、「Φ2.5mm オーディオホーンプラグ」あたりがコネクタの一般的呼び名としてはよいのではないかと思います。
★ コネクタ3極の場合
コネクタ 形状 |
|||
キャノン XLR(オス) | 3極 Φ6.3mm オーディオホーンプラグ | 3極 Φ3.5mm オーディオホーンプラグ 3極 Φ2.5mm オーディオオーンプラグ |
|
ダイナミック マイク |
|||
バイアス型 コンデンサ マイク |
|||
エレクトレット型 コンデンサ マイク |
★ コネクタ 2極の場合
プラグ 形状 |
||
Φ6.3mm 2極 オーディオプラグ |
Φ3.5 or Φ2.5mm 2極 オーディオプラグ |
|
ダイナミック マイク |
||
エレクトレット型 コンデンサ マイク |
(7) パソコンサウンド回路のマイクインターフェース
・ パソコンのサウンド関係のインターフェースのハードは色と記号で識別されています。マイク入力はピンク色、ライン出力は黄緑色、ライン入力は
青色となっています。
・ パソコンのサウンド回路のマイクインターフェースは 一般にステレオ エレクトレットコンデンサ型マイク用に2入力で設計されています。
したがって 一般的な接続は モノラル型マイク 及びステレオ化型マイクのそれぞれの接続回路は下記となります。
・ パソコンでダイナミックマイクの音を録音する場合は下記のようにマイクプリアンプを介し、プラグインスイッチをOFFにしてゲイン(増幅度)を
約20dB〜40dB(10〜100倍)とります。そのまま接続すると(5)のトラブルや、エレクトレットマイクにくらべダイナミックマイクは入力感度が
小さいのでうまく録音できません。
■ マイクアンプ
(1) 定義 及び要求増幅度
オーディオのマイクアンプとは、マイクロフォンからの出力信号をラインレベルの信号レベルまで増幅するアンプのことである。
(2)ラインレベル
オーディオ機器の音声入力電圧レベルで0.775Vである。この0.775Vは 実効値である。最大振幅値は√2倍の 1.096V(=0.775×1.414)であり、
ピーク・ピーク値Vp-pは2.19V(=1.096×2)である。 但し明確に規格とはなっていないはないようであるが、放送、PA(Public Address 音響拡声装置)、
レコーディングの世界等では、この0.775Vが基準(0dB)となっているようである。オーディオの世界は関係する業界が多いことから 面倒な規格統一・設定を
やるところがないデファクトスタンダードの世界のようである。
ちなみに、0.775Vという大きさは、600Ωを負荷とした時に1mW(=1/1000W)の電力が得られる大きさのことをいう。600Ωを基準にした場合には、
「0dBm」という風に末尾に「m」をつけて区別する。単に「4dB」というと「1.58倍」を意味するのだが、ミキサー出力の基準になっている「4dBm」となると「1.228V」を
さすようになる。1Vを基準とした場合は「0dBV」と表記する。
パワーオペ―アンプ LM675T (テキサスインスツルメント)は 本来はサーボアンプ、精密モーターコントロール、計測等のものですが、オーディオアンプにも 使えます。 内部
構造はオーディオ用アンプとして販売されているLM1875(±25V、20W)と同じと云われています。 秋月電子で販売していることもあり マイコンと組み合わせた自作プレーヤー用によさそうです。
回路例・試作品
■ オーディオ デバイス
■ 分類1 クラシック オーディオデバイス(DAC+ (デコーダ) + (エンコーダー) + α)
型式 | メーカ | Codec | オーディオインタフェース フォーマット |
動作電圧 | 外付け 水晶発振器 (下記周波数の いずれか) |
パッケージ | 購入先(例) | ピッチ変換基板 モジュール販売 |
備考 | ||
Decode | Encode | Interface (audio in) |
Interface (audio out) |
||||||||
VS1011e | VLSI Solution |
MP3 WAV |
− | SPI | − | 2.5-3.6v | 12.288MHz 24.576MHz |
48pin QFP (ピン間 0.5mm) SOP 28ピン (ピン間1.27mm) |
秋月電子 550円 |
有り 秋月電子/600円 |
|
VS1053b | MP3 AAC WMA Vorbis FLAC MIDI WAV |
Vorbis | I2S | QFP 48ピン (ピン間0.5mm) |
秋月電子 700円 |
有り 秋月電子/850円 |
|||||
VS1063a | MP3 Vorbis |
秋月電子 800円 |
なし |
■ 分類2 マイクロチップ オーディオデバイス(メーカHPの機能説明ブロック図より)
マイクロチップ推奨デバイス | |||||||
図 | |||||||
DIAG-NoiseCancellingMonoBluetoothHeadset .jpg | _150714-WPD-DIAG-BluetoothPremiumAudio.jpg | ||||||
図 | |||||||
_150714-WPD-DIAG-MonoBluetoothSpeaker.jpg | _150714-WPD-DIAG-StereoBluetoothSpeakerHandsFreeSpeaker-phone.jpg | ||||||
図 | |||||||
_150714-WPD-DIAG-StereoBluetoothSpeakerHandsFreeSpeaker-phone.jpg | _150715-WPD-DIAG-NoiseCancellingStereoBluetoothHeadset.jpg |
■分類3 マイクロチップBluetoothデバイス(データシート調査結果)
全 Bluetooth Device リスト → URL
型式 | 適合 規格 Blue tooth |
Application | 無線 クラス |
B L E 省 電 力 型 |
Audio In |
Audio Out |
Interface for MCU |
GPIO Pin 数 |
プロファイル | codec | 外形 寸法 |
評価ボード | 備考 |
RN41 | V2.1 +EDR |
汎用 | Class1: 100mW | X | UART | SPP DUN HID |
なし | EDR: Enhanced Data Rate Class3: 1mW(max1m) SPP:Serial Port Profile DUN:Dial-Up Network Profile HID:Human Interface Device |
|||||
RN42 | Class2: 2.5mW | 13.4x25.8x2 | なし | ||||||||||
RN52 | V3.0 | オーディオ | Analogue: stereoMic x1 stereoAux x1 Digital なし |
Analogue stereoSpk x2 Digital I2Sx1 SPIx1 |
SBC AAC aptX |
RN52 Audio Bluetooth Evaluation Kit (No speakers, No Microphone) RN-52-EK-1/$79.99 |
|||||||
RN4020 | V4.1 | 汎用 | ◯ | BLE 2 マイクロエレクトニカ $30 |
|||||||||
BM20 | V4.1 | オーディオ | Class2: 2.5mW | Analogue audio out |
29 x 15 x 2.5 | BM20 Evaluation Board BM-20-EVB /$79.99 |
|||||||
BM23 | オーディオ | I2S | BM23Bluetooth Audio Evaluation Board BM-23-EVB /$79.99 |
||||||||||
BM63 | V4.2 | オーディオ | Class2: 2.5mW | Analogue: monoMic x1 stereoAux x1 Digital なし |
Analogue stereoSpk x1 Digital I2Sx1 24bit, 96 kHz |
15 | A2DP 1.3 AVRCP 1.6 HFP 1.6 HSP 1.2 SPP 1.2 |
SBC AAC |
32 x 15 x1.9 | BM63 Bluetooth Audio Evaluation Board BM-63-EVB/$124.99 |
MicrochipDirect/ not available BM64で代用できるので 生産中止 |
||
BM62 | V5.0 | オーディオ | Class2: 2.5mW (注2) |
Analogue: monoMic x1 stereoAux x1 Digital なし |
Analogue stereoSpk x1 Digital なし |
10 | 29 x 15 x 2.5 | BM62 Bluetooth Audio Evaluation Board BM-62-EVB/$99.99 |
MicrochipDirect/ $10.41 |
||||
BM64 | オーディオ | Class1: 100mW or Class2: 2.5mW (注2) |
Analogue stereoSpk x1 Digital I2Sx1 24bit, 96 kHz |
12 | 32 x 15 x 2.5 | BM64 Bluetooth Audio Evaluation Board BM-64-EVB-C1/$124.99 |
MicrochipDirect/ $10.95 |
||||||
AC320032-3 - BM64 Bluetooth Radio Daughter Board/$45 |
|||||||||||||
BM70 | V5.0 | 汎用 | 18 | Bluetooth LowEnergy (BLE) Module |
22x12x2.4 15x12x1.6 |
||||||||
BM71 | 9 | 11.5x9.0x1.6 8.0x6.0x1.6 |
(注1)BLE:Bluetooth Low Energy
(注2)BM62SPKS1MC2、BM64SPKS1MC2、BM64SPKS1MC1は MIC(Ministry of Internal Affairs
and Communications:日本国総務省)の認証品です。
★ BM64 メモ (→URL)
■ 分類4 Bluetooth トランスミッター機能付きのオーディオデバイス
device | 形 態 |
メーカ | 外観 (価格) |
記事 | 備考 |
CSR8811 | デ バ イ ス 単 体 |
Qualcomm | QFN 0.5mm パッケージ |
2010/10/22 20 CSR、Bluetooth/BLE対応の次世代コネクティビティプラットフォームを発表 CSRは、次世代コネクティビティプラットフォーム「CSR8000」を発表した。同プラットフォームは、ワイヤレスで接続されたデバイスの音質向上を実現するもので、BluetoothおよびBluetooth low energy(BLE)デバイスなどのエコシステムを拡大するものとなる。 同プラットフォームの第1弾製品としては、携帯電話向け「CSR8810」「CSR8811」、PC向け「CSR8510」、車載機器向け「CSR8311」の4製品がラインアップしており、2010年末ころのBLEのプロファイルの策定が終えた後に、同プロファイルに対応した「CSR8511」の発表する予定としている。 CSR8000シリーズのラインアップ CSR8311はQFN 0.5mmパッケージを採用しており、モジュール開発用にUSBとUARTの両方の使用を可能としている。また、CSR8510はタブレット、ノートパソコン、ネットブックなどのPCアプリケーション向け製品で、Bluetooth v4.0への対応と共に、Bluetooth v3.0システムに完全準拠。フルスピードのUSB 2.0インタフェースを搭載している。CSR8511は、CSR8510の機能にBLEを搭載したものとなる。 CSR8000の概要 CSR8510/8511の概要 CSR8311の概要 そして、CSR8810/8811は、Bluetooth v3.0およびBluetooth v4.0をサポートすると共に、IEEE 802.11との共存、およびWideband Speech(HD Voice)を提供する。音声処理用DSP「Kalimba」を搭載しており、これによりオーティエンコーディングやノイズキャンセレーションなどを実現することが可能なほか、すでにOrangeなどの日本国外のキャリアで用いられている通話技術であるHD Voiceも実現することが可能となっている。 ... |
|
無 線 モ ジ ュ ー ル |
FLC-BTM805CL2B | ||||
ト ラ ン ス ミ ッ タ ー |
マイクロ チップ |
PIC32 BluetoothR Audio Development Kit Part Number: DV320032 PIC32MZ EF audio PIM PIC32MZ2048EFH144 Part Number: ma320018 |
Summary: The PIC32 BluetoothR Audio Development Kit provides a comprehensive solution to develop Bluetooth A2DP audio streaming solutions and applications. The board is coupled with two daughter cards: the Bluetooth HCI Radio Daughter Card that demonstrates a low cost Bluetooth implementation and the Audio DAC Daughter Card that demonstrates a high quality 16/24-bit, 32-192 KHz audio The Bluetooth HCI Radio Module Daughter Board (BTM805B) (P/N: AC320032-1) has the following key features, as indicated by the corresponding number in Figure 1-4: 1. Female 20-pin dual-row header (J1). 2. Bluetooth Module - FLC-BTM805CL2B (U1) |
||
CSR8675 | デ バ イ ス 単 体 |
Qualcomm |
Package VFBGA 6.5 x 6.5 x 1 mm 0.5 mm pitch WLCSP 4.8 x 4.8 x 0.6 mm 0.5 mm pitch |
Features | |
Bluetooth version 4.2 compliant 120 MHz programmable Kalimba DSP with integrated multipoint A2DP and HFP audio applications aptX, aptX Low Latency, aptX HD, MP3, AAC and SBC audio codecs 2-mic QualcommR cVc? 8th Generation Noise Cancellation Technology with wideband speech Audio tuning suite with audio enhancements and two 5-band EQs GAIA V2 and associated Android & iOS example apps for enhanced connectivity with mobile devices Link Layer Topology support for enhanced multi-device co-existence Qualcomm TrueWireless? Stereo Two I2S ports for enhanced audio connectivity capabilities with external components Support for Apple MFi1 & Apple ANCS for enhanced communication with iOS devices QualcommR meloD? Audio Processing stereo widening technology Compatible with third party solutions available from selected eXtension Program members |
|||||
無 線 モ ジ ュ ー ル |
Feasycom | (17,252円) |
Bluetooth 5.0オーディオマルチメディアcsr8675送信機モジュールwith gualcommブロードキャストオーディオアプリケーション一対多の放送 | ||
Bluetooth 5.0オーディオマルチメディアcsr8675送信機モジュールwith gualcommブロードキャストオーディオ ・アプリケーション一対多の放送 ・作業距離: 15 m ( 50ft)が搭載されているため、製品のサイズ: 13 * 26.9 * 2.2 mm ・チップセット: CSR 8670 / 8675オプションとして用意されている、Bluetooth 5.0・テクノロジー ・Bluetoothのデュアルモード: BluetoothおよびBluetooth Low Energy ( BLE )高品質のオーディオとデータ転送します。 ・内蔵のBluetoothスタック, GATT , HFP , a2dp , AVRCP、PBAP、HID、地図、SPPプロファイルを格納しました。最大送信電力:10dbm ・外部アンテナ、Qualcomm放送用のオーディオテクノロジーをサポート |
|||||
ト ラ ン ス ミ ッ タ ー |
CHGeek |
4,299円 |
型式: HB20 名称: Bluetooth Adaptor ・Insturuction Manual ・操作 1. ON/OFF: Multifunction Button 3sec長押し 2. ペアリング設定のリセット: Multifunction Button 7sec長押し (ペリフェラルReceiver OFF、オーディオ信号OFF HB20 OFFの後実施のこと) 3. 無信号になると HB20は 10分でOFFとなる。 表示 1. HB20 ON状態: フラッシュ 青色LED ON 0.3sec、OFF 0.3sec、ON 0.3sec フラッシュ周期 2.4sec 2. HB20 OFF状態に入る時→赤色LEDと青色LEDのダブルフラッシュ ON 0.4sec、 OFF 0.2sec、ON 0.4sec 3. HB20 ペアリング試行中 青色LED点滅 ON/OFF 0.13/0.1sec 繰り返し 4. 充電量不足: 赤色LED 点滅 5. 充電中: 赤色LED 点灯 6. 充電量動作上不足なし: 赤色LED 消灯 ・ 動作ビデオ 1. HB20単体 (→ URL) 2. HB20 +PIC32MZ VS1053 オーディオプレーヤ + Bluetooth オーディオレシーバーELECOM LBT-PAR02 ( → URL) |
||
CHGeek Bluetooth 5.0トランスミッター レシーバー 送受信機 2イン1 高品質 低遅延 aptX HD aptX LL 対応 | |||||
【世界一のリアル音質APTX HD】ハイエンドCSR8675チップセットのCHgeek Bluetoothアダプタは最新のBluetoothバージョン5.0をサポートしていますが、ほとんどの販売者はCSR8670チップとBluetooth
4.2、4.1、3.0トランスミッタしか持っていません。また当製品はaptX HD、aptX LL、aptX 、SBC、AACコーデック規格に対応、テレビ、スマホやタブレットなどのデバイスからBluetooth接続で、高音質の音楽が楽しめます。aptX
HDは音声遅延を極限まで抑え、TV/映画/ビデオの音声を、違和感なく視聴することができます。 【光デジタル、3.5mm AUX &RCA搭載】光デジタル及びAUX接口2種類接口を搭載します。またToslinkオーディオケーブル、3.5mm AUXオーディオケーブルとRCAオーディオケーブルも付き、すべての接続ニーズを満たし、様々の場合に適用し、完璧な体験をもたらすします。対応機種:Bluetooth機能搭載の各種デバイスと非Bluetooth搭載デバイスに対応。 【2台同時接続送信(TX)モード】送信・受信モードの切り替えはスイッチ一つで簡単に切り替え可能で、まるで2台製品を買うようなお得感!TXモードは、トランスミッターとして、ワイヤレス送信に対応していないテレビ、Switch、iPod、CDプレーヤ、PS4、Nintendo、Vita PS、TV Boxなどの音声を本体に入力しお手持ちのBluetooth 対応設備(ワイヤレスイヤホンなど)に送信し、2台のBluetooth対応機器を同時に接続可能し、ワイヤレス再生を実現します。 【2台同時接続受信(RX)モード】RXモードは、レシーバーとして、スマホなどのBluetooth対応機器の音声を受信し、Bluetooth機能を搭載していない有線イヤホンやスピーカーなどで再生でき、Bluetooth 非対応のオーディオ機器を復活し、ご自宅で家族や友達と同時に音楽、映画を楽しめます。 【安心の長持ちバッテリー】長持ちリチウムイオン電池を採用し、2時間以上充電すると24H以上連続利用できます。充電しながらも使えます。いつでもお気に入りの音楽をワイヤレスで楽しめます。毎回ボタンをオンにする時、前のペアリングになったデバイスと自動的に接続します。スマートなLEDインジケータ、LEDの点滅を見るとオーディオコーディング接続状態が分かります。 |
(注)
■ ハイレゾリューションオーディオ
項目 | 内容 | 備考 |
録音フォーマット | LAC or WAVファイル 96 kHz/24bit以上 | |
入出力インターフェイス | 96 kHz/24bit以上 | |
ファイル再生 | FLAC/WAVファイル 96 kHz/24bitに対応可能。自己録再機は、FLACまたはWAVのどちらかのみでも良い | |
信号処理 | 96 kHz/24bit以上の信号処理性能 | |
デジタル・アナログ変換 | 96 kHz/24bit以上 |
■ 用語
・A2DP(Advanced Audio Distribution Profile) …… 音声データを、高品質にストリーミング配信するための手順や、使用するBluetoothのプロトコルなどが定義
されている仕様書
・aptX …… クアルコムの音声圧縮コーディックです。
種類 | 遅延時間 | 備考 |
aptX | 70ms(±10ms) | |
aptX LL(Low Latency) | 40msec 以下 | |
aptX HD | ? msec ( < 40msec) | aptX LLより更に音声遅延が小さい |
・ mp3
■ I2S
■ 要約
・デジタル音声データをシリアル転送するための規格です。 I2Sは、Inter-IC Soundの頭文字です。
・モトローラが提唱したSPI通信の一部で、AUDIO PROTOCOL INTERFACE MODEの部分です。(規格詳細 → PDFファイル)
・PCMフォーマット(PCM Data Format) の一つに分類される。 他のPCM フォーマットとしては、左詰めフォーマット(Left-Justified)
右詰めフォーマット(Right-Justified)、PCM/DSPなどがある。
モード | マスターモード | スレーブモード |
ブロック図 | ||
使用例 | ・マイコンからオーディオDACへの出力伝送 ・USBやSPDIFのプロトコルスタックからの音声データ伝送 |
・オーディオADCからマイコンへの入力伝送 |
■ 構成
I2Sの信号線は、3本 or 4本である。 信号線の記号名はメーカによってまちまちである。
テキサスは MCLK(システムクロック)にSCKを使っている。 I2Sのポート接続に係るハード設計は十分にデータシートを精読する必要がある。
マスター側 信号の記号名 |
スレーブ側デバイス 信号の記号名 |
内容 | 備考 | |||||
マイクロチップ 説明資料 DS60001106 |
オーディオ デコーダー |
マイクロチップ 説明資料 DS60001106 |
オーディオDAC | ウィキ ペディア |
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VS1063a (VLSIソリュー ションズ) |
AK4953A AK4384 AK4954 AK4642 (旭化成エレ クトロニクス) |
PCM5102A (テキサス) |
MAX98357A (Maxim Integrated) |
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SCK | I2S_SCLK | BCLK | BICK | BCK | BCLK | BCLK |
タイミングをとるクロック信号 | Bit Clockの略 |
SS | I2S_LROUT | LRCK | LRCK | LRCK | LRCLK | LRCLK |
LチャンネルかRチャンネルがの選別信号 | LowがLチャンネルである。 LR Clockの略 |
SDO | I2S_SDATA | DACDAT | SDTI | DIN | DIN | SDATA |
(マイコン側からみて)オーディオ出力信号 | Serial Dataの略 |
SDI | ポートなし | ADCDAT | SDTO | ポートなし | ポートなし | なし | (マイコン側からみて)オーディ入力信号 | |
MCLK | IS2_MCLK | MCLKIN | MCKI | SCK | ポートなし | MCLK |
・マスタークロック 一般にLRCLK(fs)に対して逓倍の クロックが要求される 64fs 256fs 384fs 512fs 768fs 1152fsなど 但し、所要の周波数を受信した クロックから自動作成するデバイスも ある。(例: AK4384、PM5102Aなど) LRCLKとMCLKとは同期する必要は あるが位相まで合わせる必要はない。 ・用途 ? D/A変換 ? インターぽーレーションフィルタ (Interplation (補間) Filter) B BCK,LRCK,DIN間のエラー検出 などで使用 ・ICによっては必要となる。必要としない ICもある。 |
Master Clockの略 PICの場合、REFCLKOxでの 出力が一般的である(注) |
備考 | 秋月電子 800円 |
マイクロチップ 4953_MEB II 4384 PIC32 DAC Daughter Board 4954 Audio Codec Daughter Card 4642Audo Codec Daughter Card |
秋月電子 500円 同DACキット 3500円 |
アマゾン 831円 キット説明 キット説明詳細英文 制御ポート LRC,BCLK, DIN(SDO) MCLK不要 Vin: 2.5-5.5V SD: 0v ShutDown 0.16-0.77v LR 0.77-1.4v R 1.4v以上 L Gain port: Open 9dB 0v 12dB Vdd 6dB |
(注)
1. 出力ポート選定
PIC32MZの場合下記のPPSから出力ポートを選定できる。
例えば 下表からRD3ピンに REFCLKO1を出力したい場合はRPD3R = 0b1111; と設定すればよいことが分かります。
2. 出力周波数設定
出力周波数REFCLKOxは、クロック源をSYSCLKとすれば下表から
REFCLKOx = SYSCLK /2 x ( N + M/512) 但し、 RODIV<14:0> (N) 、ROTRIM<8:0>
(M)
となります。
したがって、SYSCL = 200MHz の場合 RODIV = 5 、 ROTRIM = 0 とすれば
REFCLKOx = 200 / 2 x ( 5 + 0) = 20 MHz
となり、 20MHzのREFCLKOxが出力されます。
3. 出力周波数制限
PIC32MZの場合出力周波数の上限は 50MHzになっています。
4. マイクロチップ 評価ボード と旭化成 I2S_DACの関係
型式 | マイクロチップ 評価ボード |
オーディオインタフェース フォーマット |
動作電圧 | 外付け 水晶発振器 (下記周波数の いずれか) |
パッケージ | 備考 | ||
Interface (audio in) |
Interface (audio out) |
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AK4384VT | Audio DAC Daughter Board (AC320032-2) |
I2S | 24ビット前詰め, 24/20/16ビット後詰め, |
4.5 〜 5.5V (typ 5V) |
なし |
16pin TSSOP パッケージ |
・アンプ非内蔵 ・Stereo HP-Amp AK4201 |
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AK4642EN | Audio Codec Daughter Card (AC320100) |
I2S | 16/24bit I2S (400kHz) 16bit前詰め/後詰め |
2.6 〜 3.6V (typ. 3.3V) |
12MHz 13.5MHz 24MHz 27MHz 11.2896MHz (PLL で 44.1KHzに 変換) |
32pin QFN 5 x 5mm (ピン間0.4mm) |
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AK4953A | Multimedia Expansion Board II (DM320005) |
I2S | 16/24bit I2S 24bit 前詰め, 16/ 24bit 後詰め |
2.85〜 3.5V | 36pin QFN 5 x 5mm (ピン間0.4mm) |