YS電子工作ラボ

<V.3版>
PCキーボード式
モールス信号発生器

(→プロジェクトファイル(Harmony Ver.3版 MHC v3.8.0) ダウンロード


 キーボードの打鍵により、モールス信号を出力する信号発生器の例を紹介します。

<仕様>   
  ・USBインターフェースのキーボードで打鍵されたキーに対応するモールス信号を出力するすること。
  ・モールス符号は、国際電気通信連合(ITU)が無線通信規則(ITU-R M.1677-1 (10/2009))で規定する欧文符号モール符号とする。
 追加機能として、以下を可とする。
 1. アルファベット大文字(A,B,C……)でも小文字(a,b,c……)でもモールス符号が出力すること
 2. スペースキー打鍵時は、短点4個分の時間に於いて、無信号とする。
 3. 下記の記号キーから ローカルなモールス信号が出ても可とする。
記号 通称、俗称 ローカルな
モールス符号
  記号 通称、俗称  ローカルな
モールス符号
! 感嘆符  -・-・--   べき乗記号 ・・・・・--
$  ドル記号 ・・・-・・ -   ; セミコロン ・・・・・-
& AND ・-・・・   [ 左中括弧 ・・・--・
\ 円記号  -・----   ] 右中括弧 ・・・---
_ アンダーバー  -・・・・-      

  ・キーボードは日本語109キーボードとする。
  ・モール信号出力は、以下とする。
 1. フォトカップラで絶縁されている ソリッド出力
 2. 変調周波数800Hzのモニタ音
  ・文字送信速度は可変とし、可変範囲は 25cpm ~ 180cpmとする
 尚、文字送信速度はPARIS方式とする。
  ・16文字×2行のキャラクタ液晶 2個により以下を表示のこと
 1. 打鍵時の文字、文字送信速度[cpm] 及びその時の短点時間[msec] を表示
 2. 下段から上段へスクロールして、打鍵文字列歴を表示   
  ・UARTにより、Tera Termに以下を表示すること
 1. 打鍵文字列歴
    キャラクタ液晶と同様の16文字x2行の下段から上段にスクロールする打鍵文字列歴
 2. モールス信号出力直前のキューバッファの内容
    キューバッファ: まだモールス信号として出力されていない打鍵済み文字を保存するメモリ    
  ・ モールス信号モニタ用のLED、及びキーボートとのUSB接続確立検出用のLEDを装備のこと
  ・ PIC32MZ2048EFH100を使用のこと
  ・ Harmony Ver.3を使用すること 
   
   
 <回路図>(→PDFファイル
 
   
<外観>PIC32MZ評価ボード(→購入方法)を使った実験品の外観です。 その他、mikroBUS 評価ボード DB004(→購入方法)、mikro BUS用 ユニバーサルキバンUN003(→購入方法)なども使用されています。     
 
 
<動作結果>
 
1. 動画  (1080pのHD動画)  


2. 電文(右記)打鍵
     
   
CQ-15,CQ-15,   This is JA1CPY Yokohama Japan     
 
電文最初の CQ-1 まで打鍵した時のモールス信号波形

Tera Termのログ



   3. 1文字毎のモールス波形
最初に a b c を打鍵した時のモールス波形 


Tera Termのログ

   
   
   
<解説> プロジェクトファイル精読願います。