YS電子工作ラボ

<V.3版>PIC32MZ評価ボード デモソフト
 INT043
by Legato
グラフィック デモ

(→プロジェクトファイル(Harmony Ver.3版 MHC v3.8.0) ダウンロード


   PIC32MZ 評価ボードには、Displaytech社のINT035(QVGA: 320 x 240pixel  3.5インチ)のグラフィク液晶が標準で搭載されていますが、 このINTのシリーズに INT035よりひとまわり大型のタッチパネル機能付 WQVGA 480 x 272 pixelのグラフィック液晶 INT043があります。 この液晶は PIC32MZ 評価ボード(MZ100 - A001)で評価することができます。

 <INT043について>
  ・ 液晶の詳細スペックについてはDisplaytech社のホームページを参照してください。( → URL )
  ・ YS電子工作ショップでは取り扱っていません。 購入先としては、RSコポーネント、MOUSER、Digi-Keyなどがあります。



 INT043は 液晶を制御しているグラフィックコントローラはソロモンテック社のSSD1961です。(INT035はSSD1963) タッチパネルICはマキシム社のMAX11802でINT035と同じICです。
 
   
 

<仕様>

・ 液晶は以下の3つを制御のこと
  ①グラフィック液晶 Displaytech社製 INT043-TS(タッチパネル型) WVGA 4.3インチ
  ②キャラクタ液晶(4ビットパラレルインターフェース) 秋月電子通商販売 SC1602 16文字 x 2行
  ③キャラクタ液晶(I2Cインターフェース) 秋月電子通商販売 ACM1602 16文字 x 2行
・ PIC起動時にキャラクタ液晶には以下を 2 sec 表示のこと
  ①キャラクタ液晶(4ビットパラレル)
      1行目: PIC32MZ2048-
      2行目: EFH100 booted
  ②キャラクタ液晶(I2C) 
     1行目: Harmony ver.3
     2行目: Legato Start !!
・ 汎用モジュール評価ボード(DB001 段積みボード)が接続されていなくともグラフィク液晶 及びキャラクタ液晶(4ビットパラレル)は
  動作可能なこと。すなわち キャラクタ液晶(I2C)が接続されていなくともグラフィク液晶 及びキャラクタ液晶(4ビットパラレル)は
  動作可能なこと。I2Cの接続回路がないのにI2C制御を行おうとすると制御が永久待ちになってしまいます。
   具体的には、以下の制御を行うこと。
   RA2ピン、RA3ピンにI2C制御用プルアップ抵抗5.1KΩが接続されているか否かをPIC立ち上がり時に判別してプルアップ抵抗が
  無い場合はI2C制御は実施しないようにする。判別方法は、以下とする。
   ①RA2ピン、RA3ピンに、プルダウン抵抗を設定する。
   ②I2Cモジュールを無効にして、RA2とRA3をアナログ入力ポートモードする。
   ③入力電圧が+3.3vであればプルアップ抵抗は接続されている、入力電圧が0vであればプルアップ抵抗は接続されていないと
    判別する。

・ PIC立ち上がり後、評価ボードは、以下の3モードを有すること。

  グラフィク液晶表示 キャラタ液晶表示 
I2C
インターフェース型
4ビットパラレル
インターフェース型
第1モード 
内容:  ホーム画面 タイトル文字 及び画像表示
ラベルウィジェットにより以下の文字を2.0sec間隔で交互に表示すること。
・モードA
    Welcome to
    PIC32MZ Evaluation Board
    INT043: 4.3" 480x272 pixel

・モードB
    <Harmony Ver.3>
    Touch LCD INT043
    by Legato
     
 ② 背景色は黄緑色とする。
下記画像をイメージウィジェットにより表示すること。
 
 
  
 ボタンウィジェットを設定し、ボタン表面に "NEXT"と表示する。 また このNEXTボタンをクリックした場合グラフィック液晶は第2画面を表示すること。 尚、NEXTボタンの色は黄色とする。
Welcome to
    PIC32MZ



I2C Control
     LCD

 を 交互に2.0sec表示すること。
Touch Position
     (X,Y)



4bit parallel
    control LCD

 を 交互に2.0sec表示
すること。
第2モード
内容:  ボタンウィジェットによる 外部LEDのON/OFF 及び画像の切り替え
ON/OFFと表示したボタンウィジェットにより以下の2モードをボタンリリース時に切り替える。背景色は青色とする。
 尚、適当なチャタリング対策施行のこと。

モード2A: LED x 4個を点灯する。      
        左記画像を表示する
  左記画像を非表示とする

モード2B: LED x4個を消灯する。
        左記画像を非表示とする
  左記画像を表示する
上記ON/OFFボタンの近傍に ラベルウィジェットにより下記を表示のこと。
LED Touch Control
以下の2つのボタンウィジェットを画面に取り付けのこと。
・ BACKボタン: クリックすると第1モードに移行
・ NEXTボタン: クリックすると第3モードに移行
④   右↑の隅にラベルウィジェットを使い以下の文字を表示のこと
W480xH272
モード2Aの場合:
LED Touch Contro
   LED: ON

モード2Bの場合:
Touch Control
   LED: OFF
グラフィック液晶にタッチが
発生している場合 下記のようにタッチ位置をリアルタイムで表示のこと。

X = xxx
Y = xxx

(例)
①右下端の場合
     X = 480
     Y = 272
②左上端の場合
     X = 0
     Y = 0


 尚、タッチが離れた場合は最後の瞬間にタッチしていた位置を表示のこと。
第3モード     
内容: 円、直線、長方形の描画、スライドショウ 
    同上
以下の4つの画面を2.0sec毎に順次表示し、これを繰り返す。 
 また、液晶画面にタッチが発生した場合は第1モードに移行する。この旨を明示するために、4つの画面すべての下部に以下の文字をラベルウィジェットで挿入のこと。背景色は黒色とする。
Touch anywhere, when go back to TOP
モード3A: 円、直線、長方形のウィジェット等 何も       表示しない。
       RG15のLEDを点灯する。他は消灯 
 何も表示しない。
モード3B: 円ウィジェットの図形のみ表示する。
       RD4のLEDを点灯する。他は消灯   
以下を表示する。
Circles
モード3C: 円、直線ウィジェットの図形を表示す
       る。
       RA15のLEDを点灯する。他は消灯 
以下を表示する。
Circles & Lines
モード3D: 円、直線、長方形ウィジェットの図形を        表示する。
       RA14のLEDを点灯する。他は消灯
以下を表示する。
Circles & Lines
Rectangles



<回路図> (→ PDFファイル



<外観>
 PIC32MZ評価ボード(→購入方法)を使った実験品の外観です。
        汎用モジュール評価ボード(段積みボード)には本テーマと関係ない部品が多々実装されています。
         ・ PIC32MZ評価ボードに、INT043を追加する要領については右のURLを参照してください。( → URL )




<動作結果>(→ 動画:1080pのHD動画を見ることができます。) 

PIC立ち上がり時 
キャラクタ液晶(4ビットパラレルインターフェース)  キャラクタ液晶(I2Cインターフェース)
第1モード  
LED x4 オン
INT043:
 Welcome to
 PIC32MZ Evaluation Board
 INT043: 4.3" 480x272 pixel

キャラクタ液晶表示:
Welcome to PIC32MZ/Touch Position (X,Y)
LED x4 オフ
INT043:
 <Harmony Ver.3>
 Touch LCD INT043
 by Legato
     
キャラクタ液晶表示:
I2C control LCD/4bit parallel control LCD
第2モード  
LEDx4 オフ
ランプ消灯画像表示/ランプ点灯画像非表示
キャラクタ液晶表示: Touch Control LED: OFF
LEDx4 オン
ランプ点灯画像表示/ランプ消灯画像非表示
キャラクタ液晶表示: LED Touch Control LED: ON
 左上部タッチに於ける
      タッチ位置座標表示
中央下部タッチに於ける
      タッチ位置座標表示
第3モード 
何も表示しない場合  円ウィジェットの図形のみ表示する場合 
   
円、直線ウィジェットの図形を表示する場合  円、直線、長方形ウィジェットの図形を表示する場合 
 
 

 
 
<解説> プロジェクトファイル精読願います。