プリントパターン設計 全体の流れ |
基板設計エディタ K2CAD | ||
設計者: 山下公平さん | |||
ホームページ:http://www.yansoft.com/ | |||
ダウンロード先:Vectorの K2CADダウンロード |
■はじめに
K2CADの使い方について記載してありますが、すべて私の独断にもとづく「メモ」です。正しくは山下公平さんの
ホームページやK2CADのヘルプ等をみてください。
■ 設計順序
プリントパターンの設計の概略の流れは以下のような順番になります。
@ | 電気回路設計 | 電気回路図と部品表を作成します。 回路図は手書きでもかまいませんが、D2CADで 回路図を作成しておくと、D2CADのネットリストとK2CADで作成したパターンの逆ネット リストとを照合することによってパターンチェックができます。 |
A | 環境設定 | 始めてプリントパターン設計を行う場合は必須です。 |
B | プロジェクトの作成 | パターン設計に際し必要となるファイルを作成します。 |
C | キバン外形設計 | キバンの外形、取付穴等の設計を行います。 |
D | レジスト設計 | キバンの取付穴等に関するレジストの設計を行います。 |
E | 部品の作成・登録 | 使用する部品がすべて作成・登録されている場合は省略となります。 |
F | 部品配置 | 部品をどこにはいちするか、使い方、目的 寸法 及びプリントパターンを考慮して部品を 配置します。 |
G | パターン設計 | 部品の端子と端子を回路図を見ながらパターンで接続します。 |
H | シルク印刷修正 | 部品参照番号(R1、R2……、C1、C2……)の位置、大きさ 及びキバンに印刷したい 文字等の修正・追加をおこなう |
I | チェック・出力 | プリントパターン間距離、部品取付穴間距離等のチェック 及びネットリストによりチェックを 行ったあと、ガーバーデータを出力する。 |
J | キバン屋サンへ発注 | キバンに対する仕様を書込み、ガーバーデータファイルを1つの圧縮ファイルにまとめこれを 添付して発注をおこなう。 |
■ 説明に用いるキバンの仕様
K2CADの使い方の説明で用いるキバンに関する仕様は以下です。
@ キバン諸元
・寸法: W 120mm × L 150mm
・基板層数: 両面基板
・レジス: 部品面、半田面ともに有
A 電気回路図(→PDFファイル) 及び部品表
部品 参照番号 |
部品名称 | 数量 | 部品仕様 | 外観 | 備考 |
CON1 | コネクタ | 1 | 日本圧着端子 B 2P-SHF-1AA ( NHコネクタ 2極 2.54mmピッチ ) |
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CPU1 | マイコン | 1 | マイクロチップテクノロジー PIC16F84-04/P (DIP 18pin ピッチ2.54mm) |
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OSC1 | 水晶振動子 | 1 | 日本電波工業 AT-51-10.000M (10MHz) |
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D1 | 発光ダイオード | 1 | キングライト L-934HD (リードタイプ、赤色拡散型、Φ3mm砲弾型) |
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R1 | 固定抵抗器 | 1 | リード型、1/4W、1KΩ±5% | ![]() |
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R2 | 固定抵抗器 | 1 | リード型、1/4W、10KΩ±5% | ||
C1-C3 | セラミックコンデンサ | 3 | リード型 0.1μF±20%、50v DC | ![]() |
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C11 | 電界コンデンサ | 1 | CE04リード型、100μF 16v DC | ![]() |
■ 出来上がったファイルの一覧
K2CADによりできかがった、サンプル回路キバン関係のプロジェクトProject101のフォルダ 及びファイルの
一覧を下記にしめします。エクスプローラ画面のコピーです。
( → Project101フォルダの圧縮ファイル: Project101.lzh 258kB )
プロジェクトフォルダ Project101:
同サブフォルダ cam1: